【同棲の共通口座】毎月10万円ずつ・家賃込み月20万円の内訳を公開
同棲を始めるとき、「共通口座を作ろう」まではすぐ決まっても、毎月いくら入れるのか、どこまでを共通口座から払うのかで手が止まりませんか?
ここが曖昧なまま始めると、立て替えの精算や「これって2人の出費?」という小さなモヤモヤが少しずつたまっていきます。お金の話は、生活が回り始めてからだと切り出しにくいものです。

こんにちは!アルです。
私は元公務員でFP2級を持っていて、家計簿は大学生のころから1円単位でつけています。2025年4月から妻のニコと同棲を始め、2026年に入籍しました。この記事では、同棲初日から続けている共通口座のルールと、家計簿アプリ(カケイ)に残っている実際の金額をそのまま公開します。
こんな方におすすめ
- これから同棲を始めるので、共通口座の作り方を決めたい
- 共通口座に毎月いくら入れればいいか迷っている
- 何を共通口座から払うか、線引きの参考がほしい
先に結論をお伝えすると、私たちのルールは「各10万円を毎月1日に自動で入金する」「2人で使うものだけを払う」の2つだけです。この形で1年半、お金のことで揉めたことはありません。
結論:私たちの共通口座ルールは2つだけ
まずは、私たちの共通口座の全体像です。
| 項目 | 私たちの場合 |
|---|---|
| 銀行 | auじぶん銀行 |
| 名義 | アル |
| 入金 | 各10万円(合計20万円)を毎月1日に自動振込 |
| 払うもの | 家賃・光熱費・2人の食費・2人の日用品・家具家電 |
| 払わないもの | 外食・嗜好品(それぞれの財布から) |
| 余ったお金 | 口座にプールしておく |
ルールを細かく決めすぎると、守るのも確認するのも面倒になります。私たちは「2人で使うものは共通口座、贅沢や嗜好品は自分の財布」という1本の線だけを引きました。
金額も「毎月1日に同じ額が入る」形にしたので、月末に精算したり、どちらが多く払ったかを計算したりする必要がありません。
同棲の共通口座から払うもの・払わないもの
共通口座の使い道は、カップルによって一番差が出るところです。私たちの線引きを具体的に紹介します。
払うもの:家賃・光熱費・食費・日用品・家具家電
共通口座から払うのは、家賃・光熱費・2人の食費・2人の日用品・家具家電です。判断の基準は「2人で使うものかどうか」だけにしています。
支払い方法は、家賃が共通口座からの口座振替で、それ以外はクレジットカードです。今は入籍して三井住友カード(NL)の家族カードを作ったので、2人ともカードを1枚ずつ持ち、日々の買い物はそれで払っています。カードの引き落とし先も共通口座です。

払わないもの:外食は「贅沢費」なので自分の財布から
意外に思われるかもしれませんが、2人で外食するときも、基本はそれぞれの会計にしています。
私たちの中で、外食は「贅沢費」という扱いです。贅沢や嗜好品は自分の財布から、という認識です。とはいえ厳密に分けているわけではなく、たまに共通のカードで外食することもありました。
食費は毎日のことなので共通口座。外食はたまの楽しみなので、基本は個人。こう分けておくと、外食が続いた月でも共通口座の残高が大きく減ることはありません。
持ち寄った家電の不公平はどう調整した?
同棲を始めるとき、家電の多くは、ニコが持ってきてくれたものです。
そのままだと、ニコばかりが「持ち出し」になります。そこで、新しく買い足した家電の一部は、私が個人のお金で出しました。

家具家電は「最初の持ち寄り」で差が出やすいところでした。共通口座のルールとは別に、最初だけ個人で調整したのは正解だったと思います。
共通口座の1ヶ月の内訳|毎月いくら使ってる?
ここからは、家計簿アプリ「カケイ」に残っている2026年1〜9月の記録をもとに、実際の数字を紹介します。
家賃15万円+生活費3〜6万円=平均で月20万円
家賃は月15万円で、そこに食費・水道光熱費・日用品が乗ります。2026年1〜9月の内訳は次のとおりです(家賃を除く。単位は「円」)。
※共通のカードで外食した月や家族の行事の費用が入った月もありますが、ここでは毎月かかる3つの費目にしぼって表示しています。
| 月 | 食費 | 水道光熱費 | 日用品 | 合計 | 家賃込み |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 22,688 | 10,862 | 1,452 | 35,002 | 185,002 |
| 2月 | 30,795 | 7,042 | 0 | 37,837 | 187,837 |
| 3月 | 22,794 | 12,805 | 14,658 | 50,257 | 200,257 |
| 4月 | 36,689 | 7,930 | 8,579 | 53,198 | 203,198 |
| 5月 | 57,250 | 12,672 | 3,022 | 72,944 | 222,944 |
| 6月 | 33,499 | 8,806 | 382 | 42,687 | 192,687 |
| 7月 | 31,471 | 9,388 | 0 | 40,859 | 190,859 |
| 8月 | 49,266 | 6,784 | 6,493 | 62,543 | 212,543 |
| 9月 | 20,025 | 7,080 | 2,172 | 29,277 | 179,277 |
| 平均 | 33,831 | 9,263 | 4,084 | 47,178 | 197,178 |
家賃以外の生活費は、少ない月で約2.9万円、多い月で約7.3万円でした。平均すると約4.7万円で、家賃込みで月およそ20万円です。2人で20万円を入れているので、ほぼ使い切る計算になります。
水道光熱費の平均は、電気が4,605円、ガスが3,148円、水道が1,510円でした。水道は2ヶ月に1回の請求なので、月によって光熱費の合計が上下しています。
食費が跳ねる月の正体は「お米のまとめ買い」
表を見ると、食費が5万円近くまで跳ねている月があります。記録をさかのぼってみると、原因ははっきりしていました。
私たちはお米を2ヶ月に1回くらい、まとめて買っています。1回あたり15,576円か20,328円なので、お米を買った月は食費がそのぶん上がります。5月はお米に加えてお祝いの食事が重なり、9ヶ月で一番多い月になりました。
1ヶ月だけを切り取ると「今月は使いすぎた?」と焦りますが、数ヶ月並べると波があるだけだとわかります。記録を残しておく良さは、こういうところにあると感じています。

お金の動きを詳細に見るのは楽しい!
入れる金額は「2人で使うもの」から逆算する
「共通口座にいくら入れるのが一般的?」という疑問をよく見かけます。ただ、家賃も食べる量も違うので、一般的な金額を探してもあまり参考になりません。
私たちは、家賃+生活費の見込みから逆算して、1人10万円にしました。家賃15万円に生活費を足すと20万円前後になるので、それを2人で割った金額です。
これから決める方は、家賃と「2人で使うもの」の見込みを足して、2人で割るところから始めると決めやすいと思います。
余ったお金はプールして「20万円を超える月」に備える
使い切れなかったお金は、共通口座にそのまま残しています。
表のとおり、9ヶ月のうち4回(3・4・5・8月)は家賃込みで20万円を超えました。毎月ぴったり20万円で収まるわけではないので、余った月の分で足りない月をカバーしている形です。
これから先は、家具や家電の買い替えも出てくるはずです。そのときの資金にもなるので、余りを個人に戻さずにプールしておくことにしています。
収入が不安定な時期でも「各10万円の折半」にした理由
生活費の分担は「折半」「収入の比率で分ける」など、いくつかの方法があります。私たちが折半を選んだ経緯をお話しします。
同棲を始めるときに決めて、結婚後も変えていない
各10万円のルールは、2025年4月に同棲を始めたときに決めました。2026年に入籍してからも、金額もルールも変えていません。
正直なところ、FP2級の知識が共通口座づくりに直接役立った実感はありません。役に立ったのは、2人で将来のライフプランを話して、考えを共有できていたことのほうだと思います。

アルがお金をしっかり管理してくれて助かる♪
産休・育休のときは見直すつもり
私たちは「折半が正解」とは考えていません。今は2人とも働いているので折半にしていますが、産休や育休の時期には金額を調整するつもりです。
収入の状況が変われば、ちょうどいい分担も変わります。最初に決めたルールを守り続けるより、生活に合わせて見直すほうが大事だと考えています。
同棲の共通口座におすすめの銀行は?私たちがauじぶん銀行にした理由
「共通口座はどこの銀行がおすすめ?」という質問も多いので、私たちの選び方を紹介します。
もともと持っていたネット銀行を共通口座にした
共通口座にしているのは、auじぶん銀行です。同棲のために新しく作ったわけではなく、もともと持っていたネット銀行の1つを共通口座に回しました。
私は銀行を用途ごとに分けていて、楽天銀行とドコモSMTBネット銀行(2026年8月に住信SBIネット銀行から名前が変わりました)は個人用、auじぶん銀行は2人の生活用です。口座ごと分けておくと、共通のお金と個人のお金が混ざらないので、管理がかなり楽になります。
入金は、それぞれの銀行の定額自動振込で、毎月1日に10万円ずつ入る設定にしています。一度設定してしまえば、毎月振り込む手間も、入れ忘れもありません。
共通口座の銀行選びで見ておきたいポイント
これから共通口座を作る方に向けて、選ぶときに見ておきたいポイントをまとめます。
- 給料口座から自動で入金できるか(定額自動振込・定額自動入金など)
- 振込手数料の無料回数(立て替えた分を送金することがあるため)
- 家賃や光熱費の口座振替に使えるか
- アプリで残高や明細を2人が確認しやすいか
auじぶん銀行の場合、auじぶん銀行あてと三菱UFJ銀行あての振込は回数に関係なく無料で、それ以外の銀行あても「じぶんプラス」のステージに応じて無料回数があります(2026年10月時点)。同棲中のように、立て替えた分を共通口座から送金することがあるなら、振込手数料の条件は見ておきたいところです。
同棲カップルの共通口座で気をつけたい3つのこと
最後に、共通口座を作る前に知っておきたい注意点を3つ紹介します。
口座の名義はどちらか1人になる
日本の銀行では、2人の共同名義で口座を作ることは基本的にできません。共通口座といっても、実際はどちらか1人の名義の口座を2人で使う形になります。
私たちの場合は、お金の管理をしている私の名義にしました。名義人でない側は、口座の残高や明細を自分では見られません。
私たちは、家計簿アプリのカケイを2人で共有しているので、何にいくら使ったかはニコも見られます。口座の残高は特に見せていませんが、聞かれたら見せるようにしています。ここはニコが信頼してくれているおかげだと思っています。
生活費のやりとりと贈与税の関係
「カップルで共通口座を作ると贈与税はかかる?」という疑問もよく見かけます。
国税庁の説明では、夫婦や親子などの扶養義務者から、生活費に充てるために受け取ったお金は贈与税がかからないとされています。ただし、必要なときに直接生活費に充てる場合に限られ、生活費の名目でも預金したり投資に回したりしたお金には贈与税がかかることがあります。
同棲中のカップルがこの「扶養義務者」に当たるか、プールしたお金がどう扱われるかは、状況によって判断が変わる部分です。私自身もここは断定できないので、金額が大きくなりそうな方は、税務署や税理士に確認することをおすすめします。
恋人同士だとクレジットカードは共有できない
クレジットカードは、原則として名義人本人しか使えません。恋人に自分のカードを渡して使ってもらうのは、カード会社の規約違反になります。
家族カードを作れば2人でカードを持てますが、対象は家族に限られます。たとえば私たちが使っている三井住友カード(NL)の場合、家族カードの対象は「生計を共にする配偶者、満18歳以上の子ども(高校生を除く)、両親」で、恋人は入っていません(2026年10月時点)。私たちも同棲中は私名義のカードしかなく、ネットショッピングは私のカードで払い、ニコが立て替えてくれた分は共通口座から送金していました。
入籍して家族カードを作ってからは、2人ともカードで払えるようになり、立て替えと送金の手間がなくなりました。同棲中は「立て替え→共通口座から送金」の流れを、最初に決めておくとスムーズです。
同棲の共通口座でよくある質問
- 共通口座には毎月いくら入れるのが一般的?
-
家賃や生活スタイルで大きく変わるので、一般的な金額より「2人で使うもの」から逆算するのがおすすめです。私たちは家賃15万円を含めて月20万円前後かかるので、1人10万円ずつにしています。
- 名義はどちらにすればいい?
-
お金の管理をする人の名義にするのが自然だと思います。私たちは、家計簿をつけている私の名義にしました。
- 2人で外食したときも共通口座から払う?
-
私たちは外食を「贅沢費」と考えているので、基本はそれぞれの財布から払っています。ここはカップルごとに考え方が分かれるところなので、最初に話しておくと迷いません。
- 結婚したら共通口座のルールは変える?
-
私たちは入籍後も、金額もルールも変えていません。変わったのは家族カードを作って、立て替えがなくなったことくらいです。
まとめ|共通口座は「金額」と「線引き」を先に決めればうまく回る
同棲の共通口座について、私たちのルールと実際の金額を紹介しました。
共通口座は、作ること自体より「いくら入れて、何を払うか」を最初に決めておくことが大切だと感じています。私たちも、産休・育休などで状況が変わったら、また2人で話し合って見直すつもりです。

ルールはシンプルなほど続きます。2人に合う形を、話し合いながら見つけてみてください。
